NOAH12・10武道館。

三沢が勝って、どうしてみんな、あんなに喜んでたんだろう?

というところから考えが一歩も先に進まないので、ぶっちゃけこれ以上の感想もない。
16800人が、時計の針が逆回転することを受け入れ、狂喜したというだけだ。

うーん…いわゆるノアヲタ以外のプヲタは、この「ミサワ戴冠」で呆然としてると思うんだよな。この温度差ってなんなんだろう?ノアのプロレスってのは、そんなに特殊で特別で別格なのか?
わかんねぇなぁ。
結局堂々巡り。ボクは「方舟」には乗せてもらえなさそうだ。

目についた選手としては、谷口周平選手。トップどころが強力すぎてなかなか視界に入ってこないノアの若手の中で、彼の試合は熱かった。
足を止めてのエルボー合戦、張り手合戦は最近スタンダードなルーチンになってるけど、一発ごとに完全に打ち負けて、足元がフラフラになりながらも延々とやり返し続けるっていう攻防は初めて観た気がする。気合いがストレートに伝わってきて、とても気持ちがよかった。

キレのあるスピーディーな技で名を売るリッキー・マルビン選手だが…パラダイス・ロックにハンドスプリング・エルボー、シャイニング・ウィザードと並べられると、ちょっと個性という部分で弱いかな、と。
いや、彼の個性に気付けなかったこっちの見る目不足ということもあるんだろうけど、正直、「見たことある技ばっかりだなぁ」と思ってしまったのは事実。


さて、年明け1・21のノアはまたも武道館。GHC王者・三沢に対して森嶋猛の挑戦が早くも決定したそうな。
うーん、今回の観戦で生じた「謎」を解くためには、やはり観に行かなきゃならんような気がする。さてさて…。