KILLBILL2を観た。

そうそう。キルビル観たんですよ。1はちょっと前に観たんだけど、「次回へ続く」で終わってたから気になってね。
感想としては…タランティーノという人は、本当にサディストなんではあるまいか、と。
単純に暴力的描写が多い、なんてことではなくしてですね、暴力シーンを映像化する、その手法があまりに淡々としていたので。「被写体」に対するエゴイシズムというか、そのへんに映画そのものの暴力性というより、監督自身のそうした傾向が感じられたですよ。

それはそれとして。

チャーリーズ・エンジェル」を観たときにも思ったんだけど、いわゆる「オマージュ」って言うのかな?あるキャストのシーンで、彼の過去の有名作品に似た手法を使ってみたり、「どっかで見たことあるスタイル」を間借りしてくるっていうのは、アレは良し悪しだなぁ、と。
キルビルではそこまで感じなかったんだけど、チャーリーズの時は、それのせいで映画がなにやらツギハギに感じられてしまったというか。
気のせいかも知れないけど、オマージュとかカメオ出演とかは、最近やたらと気になる「世界のムラ社会化」の発露の一端ではないか、なんてことも思ったりします。

筒井康隆が「俗物図鑑」で活写した「末端の肥大化」っていうのが、このネット社会で加速してるのかなぁ。
書きながら考えてるから、うまくまとめられないのですが。

あ、そうか。ボクのこの問題意識そのものが唐突だろうから、そのへんをまず語らなきゃいかんのか。
そのへんはまた、後日。