今場所の総括と来場所の展望。

↑そんなの無理。だって今場所、見てないもの。あーぁ、面白そうだったなぁ。
というわけで、今場所というより昨日の千秋楽の感想です。

よかったですねぇ。特に、稀勢の里白鵬の取組。何がって、しっかり地に足がついてたもの。
どうも、今の相撲の勝敗は、「勝った側が勝った」というより「負けた側が負けた」ってのが多すぎる気がして仕方ないのですよ。その中で、昨日のこの二人は特に良かった。やっぱ、仕掛けられたらのこせないとね。あぁいう相撲は、ビールがよく合う。素晴らしい。

安馬については…追っかけてきたボクからすると、みんなの目が向き始めた今、ついに「体格負け」が顕著になってきたかな、と。相手力士が『受けて立ったらヤバい』とばかりに、ちょっと気の利いた相手には、かさにかかって押しつぶされる光景が増えてきたような。あと10kgも増量すれば三役、30kg増やせたら綱も夢じゃない素材だとは思うんだよなぁ。少なくとも、今場所の6敗は、身体さえ作れれば最低半分は減らせるはずだ。

そして、その安馬にすらいいようにやられてしまった我らが「モーニング・ブルー・ドラゴン」こと朝青龍。ま、千秋楽の取組も、何をか云わんや。右腕だけじゃなくて、左足あたりもヤッてるんじゃなかろうか。とにかくバランスがグチャグチャ。あれがあの、文字通り「土俵に根が張った」んじゃないかっていう足腰を持った横綱かと。

まぁ、怪我はしたほうが悪い(とは言え、スポナビの写真で見るかぎり、白鵬の小手投げはかなり開いた口がふさがらない決まり方をしてたようだが)。ってことで、来場所について。

いっそ、横綱全休しちゃえ!

この際、無理しないで折れた翼をひととき休め、また再来場所に完全復帰すればいいのだ。「今の俺は冬のライオン。ほんの少しだけ眠らせてくれ」C翼。
ということで、このタイミングで、朝青龍抜きの本場所をひとつ見てみたい、というのは、いわゆる相撲ファンには受け入れられるんだろうか?ボクは見たいぞ。非常に見たい。
「ストップ・ザ・ドラゴン」(not「ドラゴン・ストップ」)ではなく、現状での力士の力関係がかなりはっきりしてくるような気がするのだ。朝青龍なんてね、あんなもんは、もはやひとつの「状況」ですよ。各力士の、いわば「ヒラの」実力を見てみたい。
どうかなぁ。