情に棹させば流される。

「群盲、象を撫でる」という言葉がありまして。


何がって亀田興毅の話題ですよ。ただし、本人がどうかとか試合がどうだとか判定がどうだとかのことではなくて。
「素人目に見てもおかしい」ってのはやっぱ違うわよね。「素人目」の不確かさって、こないだのサムライ・ブルー騒動でみんな思い知ったんじゃなかったのか。何度も同じ事をやっても何度も同じように反応するからこそ、大衆ってのは常に操作の対象にしかされないんじゃねーかなぁ。


そういや、サッカーってアレじゃん。リーグ戦なんかで複数回戦うときって、ホームとアウェイとで勝ち点や得失点差を調整するじゃん。ホームタウンデシジョンってのは、やっぱあるんだよ。その意味では、「世界タイトル戦」を日本国内で成立させたプロモーター(?)の作戦勝ち、って気もしてきたぞ。


国内試合で自国の選手が勝ったのにこうも「世論」がソッポを向くっていう現象は、世界的に見てどうなんだろうか。イメージ的に、日本以外ではとりあえず「勝利」って結果を素直に喜ぶもんだという気がする。ましてや世界タイトルだぜよ?
…と、この騒動の余波で知ったんだけど、今の日本ボクシング界には6人くらい世界王者がいるらしい。こういう時こそ、ボクシング・マスコミや熱心なファンは、「日本のボクシングの現状はこうだ!」っていうことを伝えていくべきなんじゃないかなぁ。それが、ブームに流されないってことではないかと思う。
一緒になって亀田叩きだ擁護だって、それは不毛じゃないですか。どうせすぐみんな忘れちゃうよ?たとえばオシムジャパンが試合することになったりしたらさ。


などと書いてはきたが、ファミマの「海鮮サラダちらし」はやはりたまたま品切れだっただけで、さらにあの「豚唐揚げ串」が復活していたって喜びで、今朝のボクは胸いっぱいでした。
ついでに、なかなか出なかった「The MOMOTARO」の最新刊(コンビニ売りのやつね)も出てたし!


何より、恒例・高田馬場駅前の古書市で買ってきた浅田次郎「プリズン・ホテル」がめっちゃおもしれー!全4巻のうち2巻(1巻は既読だった)をいきなりぶっ通しで読んでしまい、睡眠時間がいつもの1/3!きつい!!
今日の日記がいつにもましてグダグダなのはそのせいだということにしておく!