ロマンスの旅路。

例によって昨日分の日記。
ロマンスカーに乗りました。行き先は町田。なんて贅沢な!


町田行の目的は、Dance Dance Revolution SuperNOVA(以下スパノバ)の大会を見物するため。デート以外で町田に来るのは初めてなんじゃねぇかなぁ。ちなみに、町田はラブホ街へ行く途中にU-FILEの道場があったりします。ボクの町田知識はそれくらい。


大会は、ざっくり結論から言うと「成功か失敗かはともかく、よかった」。今バージョンから導入された「バトルモード」が、予想以上に大会として使ったときに面白かったというのが大きいですな。
DDRというのは音楽に合わせて ← ↑ ↓ → の矢印が流れてくるので、タイミングよくその矢印を踏んでいくゲーム。今までは、ごく単純にその得点を競うスコア大会が一般的でした。っつうかそれ以外に選択肢が無かった*1わけで。
今回の「バトルモード」は、曲中に一定間隔で「おじゃま要素*2」が発生。そのはた迷惑な遊び心に翻弄されながらも、より好成績を修めた方が勝利!という、今までのシューティングゲーム的ストイックさよりはパーティーゲームっぽいノリが楽しめるモード。友人の某メガネ使いゲーム店員が「新モードはちょっとアレ」と言っていたのでまだ未見だったんだけど、悪くないじゃないの。
どう悪くないかっつうと、今までのスコア大会は「ぱっと見」が非常にわかりにくかった。何しろDDRのスコアは、そりゃもう目まぐるしく上がっていくので、曲中は「どっちもすげーなー」とアホ面してるしかなかったわけです(極論)。
んが、この「バトルモード」はどっちがどれだけ勝っているかを示すゲージが綱引きみたいに赤青2色で表されてるので途中経過がわかりやすく、また「おじゃま要素」がいい感じで競り合いをめちゃくちゃにしていくので、純粋な得点力に開きがあっても結果は接戦になったり、7割がた勝敗が決していても最後の最後で大逆転!なんてシーンもたびたび見ることができました。こういう結果になるって、コナミは計算ずくでこのモードを搭載したのかなぁ。だとしたらすげぇぞ!


そして、バトル大会ともう一本の縦軸、パフォーマンス大会。かつて(今も?)なまくらパフォーマーであったボクの目当てはこちらでした。
ハイレベルなコンビ芸や華麗なダンス技から、女装ネタにほほえましい初級者まで、一頃の「地方DDR大会」を思い出させる、アットホームな雰囲気。あえて言うなら参加総勢12組はちょっと物足りなかったかな?と。あと3組くらいはあってもよかったんじゃないかな。特に、全体的なムーブが期せずして偏ってた感じだったので、総体で一本調子になってたような気がする。ま、あくまで予選なしの「大会」なので、蓋を開けてみないと主催側にも予測がつかないのはパフォ大会につきものなんだけどね。
あと、採点が10点満点方式で審査員もランダムに観客から選ぶのはいいんだけど…基準パフォ*3がレベル高くてのっけからハラハラした(笑)。あれがたとえば「8点」なら納得なんだが、ダブル完全背面&演技+笑顔バッチリで「5点」って…正直、『本当に、出なくてよかった』と思った瞬間でしたな。ま、最初から出るつもりもないし参加登録もややこしかったから出られなかったんだけど。


最後に、エキシビジョンと銘打たれた各種。
バトル大会優勝者にラスボス的に立ちふさがったスコアラーの雄が完敗したり、超高難度曲を目隠しでプレイしたり、片側に正規に対して鏡面で矢印を表示させて、矢印を消した反対側で踏んでいくプレイ(「バイナリィランド」って言うそうですw)、超超高難度曲をなんとお披露目初日(ロケテスト*4より前、ゲーム展示会での一般公開日にクリアしたらしい)にクリアしてしまった人がゲストに来てみたり。
盛りだくさんっちゃあ盛りだくさんだったけど、全部まとめてプログラムの最後に持ってきちゃってたので、個人的にはちょっと飽きがきてしまった。半分ずつにして、バトル大会とパフォ大会の間に前半、大会終了後の表彰式前に後半とかにしたら全体的に締まったプログラムになったんじゃないかな、と。


最終的な感想としては、上に書いた通り「成功か失敗かはともかく、よかった」と。DDRのイベントがまた開かれるなんて思いもしてなかったし、その意味では開催されただけで御の字ではある。
そのぶん、主催側の運営に不慣れな点が見られたのは仕方ないかな、と。マイクでしゃべるのひとつとっても、声がちゃんと通るかどうかでだいぶ印象は変わってきちゃうもので…店長さんとパフォ大会のサブ進行の人はよかった!特にサブ進行の人は、マイク慣れしているというか、逆に言えばエキシ中のやりとりなんかはかなり聞きづらくてしんどかったっス。このへんは、イベントの観客としては何とかしてほしいところであり運営側としては当日なかなか気が回らないところなんでしょうが、一考していただきたい部分ですな。
会場のキャッツアイ町田店は、駅に近くて意外とわかりやすかったし、いいゲーセンだったと思うです。2Fにダンスマニアックスとかパラパラパラダイスまであったらしく、見ておけばよかったと今頃後悔。ただ、基本的にフロア禁煙なのが辛かった…
で、大会終了後にのんびり遊んでたんだけど…一人とんでもなく上手いパフォーマーがいてビビりながら見ていたら、実はあの女装ネタの中の人だとわかって超ビックリ。なんだそのスペックはと。話しかけたらよかったなー。おじさん緊張しちゃってたよ。


さて、また長々と書いてしまったけど、DDRのイベントが開催されて本当にうれしいです。新作リリースからまだ1ヶ月足らず。これからまた、DDRを使ってみんなで遊べたらいいな、と。心からそう思うです。

*1:競うスコアをゲーム得点に依存せず、成績から独自の計算式を用いて順位を決める大会もあったりしたけど詳細は割愛。なぜなら書いてる本人がそのシステムにあまり詳しくないので。

*2:矢印の速度が変わったり、途中で消えたり、←↑↓→の配置が入れ替わったり…

*3:このパフォーマンスを「5点」とするパフォのこと

*4:正式稼働前にごく一部のゲーセンなどで動作テストなどの意味で設置すること。コアなプレーヤーが駆けつけて「ロケテ祭り」が発生したりする。