全日本プロレス2連戦。

というわけで、新春早々、全日本プロレス二連戦とマッスルを観てきました。まずは全日本の感想から。

  • 2日〜佐々木健介復帰戦、1・4東京ドームIWGPヘビー選手権調印式、恒例ヘビー級バトルロイヤル〜

この日はとにかくハッピーエンド。
眼窩底骨折からの復活を果たした健介は復帰戦を白星で飾り、さらにはバトルロイヤルでも優勝に輝いた。
王者棚橋弘至太陽ケアが挑むIWGP選手権の調印式では、意外なほどに棚橋へのブーイングが激しく、いやがうえにも「対抗戦」ムードが高まっていた。
…が、個人的には、「ベルトごと(でなくてもいいけど)全日に来ちゃえばいいよ!」と。実際そう声に出してみたのだが、真後ろに座っていた棚橋ファンらしい女性組が笑ってくれた。マジで来てくれないかなぁ。

  • 3日〜世界Jr.次期挑戦者決定戦brother"YASSHI"‐中嶋勝彦三冠ヘビー級選手権調印式、恒例ジュニアヘビー級バトルロイヤルこちらは、前日とうってかわってバッドエンド連発だったが、ある意味では、より「2007年のオールジャパンが始動」というものを感じたように思う。

ジュニアバトルロイヤルはなんとYASSHIが優勝。余勢を駆って世界ジュニア挑戦権も獲得を狙うが、盟友にして現王者の近藤が再三にわたり試合に介入。反則負けの裁定にYASSHIは怒りを露にするが、王者の近藤は
「温室育ちのお坊っちゃんが一番ムカつくんだ。挑戦者はお前でいいから、潰してやる」
と宣言。不透明決着ながら、中嶋勝彦の次期世界ジュニアタイトル挑戦が決定。
第三試合のVM軍対中堅軍は、全日本らしからぬ陰惨な試合に。この日試合のない雷陣をTARUが徹底的におちょくり、4vs3のハンディ戦になだれ込んだが、VM軍は逆ハンディにも関わらずほぼ一方的な内容で中堅軍を撃破。TARUの「中堅潰し」も、いよいよ佳境に入ってきた感がある。
また、翌1・4の三冠戦の調印式のため、永田さんがリングイン。昨日の棚橋とはうってかわって、大歓声…独特のファニーフェイスは全日でも大人気。しかし、「かっぜっに、なれぇ〜〜〜っ!」と絶叫&合唱する全日のファンの中に、パンクラス時代のみのるを知ってる人はどれくらいいるんだろうなぁ?(今でも所属はパンクラスだけど)
メインの6人タッグではVM軍の諏訪魔がブードゥー・ロープでカズ・ハヤシを絞首刑に処するなど反則大暴走を繰り返したが、終了ゴングの後もなお続く乱闘に、中嶋が駆けつける。カズを痛め付ける近藤をR‐15で撃退すると
「あんな形でしたが、僕が挑戦してもいいですか?」
と客席に問うと、ファンは大歓声で支持。
「絶対にベルトを取り返します!」
と、勝利を誓った。

  • 二日通しての感想

バックステージでは小島がみのるの三冠戦に挑む意向を明かし、ジュニアは上述のように中嶋くんが挑戦。2007年の全日本は、シングルベルトを巡る展開からスタートした。
が、健介&中嶋組によって返上されたアジアタッグ王座も、健介の復帰による決定戦が行われるだろうし、そろそろ世界タッグ王座も何か動きがほしいところ。
全日公式HPではフッチーが「川田も来るかも」と注目発言。どういったかたちでの再合流になるかはわからないが、期待したい。


VM軍の今後の動きについて気になるのは、TARUが外人チームと組んで執拗に中堅軍に絡んだり、YASSHIが近藤のベルトに「思い出づくり」のために挑戦しようとしたり、当初の「TARU近ブラ」からの逸脱・解離が目立つような気がする。実際にエルドラドを観戦したからよけいにそう感じるのかもしれないけど、ひょっとしたら早い時期に近ブラだけが全日から離脱(もしくはスポット参戦への転換など)してくるんじゃないかな、という予感がしてならない。どうなっちゃうのかね。


細々と書いたわりにはいまいち論旨がはっきりしてなかったり、肝心の健介復帰や新日との絡みについてほとんど触れてないような気がする…3日のジュニアバトルロイヤルなんて、金本にライガー、邪外とかも出てたのに。
んが、いい加減自分でも何書いてるかわからなくなってきたので、このへんで。


あ、そうそう。全日本ロゴの焼き印入り升でお酒が飲み放題というのは素晴らしい企画だと思うので、ぜひ続けていってほしいと思いました(笑)。