キャプテン攘夷。
「物語の『因数分解』」というやつをグリフォンさんが提起してるけど、パロディによくある「ある作品の1シーンを別の作品のキャラで」というのも、系列としてはこの「因数分解」に属するのではないか、と考える次第。
自分はシーンそのものの再現まではできない(圧倒的な効果がある『絵』が描けないから)んだが、キャラの立ち位置を考えて、ある作品のキャラをそっくり入れ替える、なんて試みは昔から好きだった。
学生時代、「もののけ姫」が公開されるや当時の友人と2回続けて観に行き、
「エボシ御前がカッコいいのは、クシャナ殿下だからだ」
という公理を発見したのをきっかけに、もののけ姫とナウシカのキャラ対応表を一気に作ったことがある。
アシタカ→ナウシカ
サン→王蠱
デイダラボッチ→巨神兵
エボシ→クシャナ
甲六→クロトワ
こうして見ると、宮崎さんが結局「ナウシカ」で描きたかったのは蠱たちだった、というのが一目でわかるね。
なんでこんな話を始めたかと言うと、幕末志士群と「キャプテン翼」とがくっつかないか?と思い付いたからなのだ。
西郷隆盛→三杉くん
大久保利通→松山くん
島津斉彬→ロベルト本郷
吉田松陰→片桐さん
高杉晋作→日向くん
木戸孝允→若島津くん
伊藤博文→立花弟
井上馨→立花兄
山県有朋→タケシ
一橋慶喜→シュナイダーくん
松平容保→ミューラーくん
勝海舟→ディアスくん
近藤勇→ピエールくん
土方歳三→ナポレオンくん
山内容堂→吉良監督
てか、誰を「翼&岬」にするかで、だいぶ全体像が変わってくるというか、正直言って半分くらいは適当だとか、まぁ「あえてやる必要はなかった」というのが、現時点での反省ですね。
自分は幕末好きと言うよりは司馬作品ファンなので、伊藤&井上を立花兄弟にしたのと、山内容堂を吉良監督にしたあたりが個人的ツボだったりします。
あー、キン肉マンでもできるかも?