「劇場版・天元突破グレンラガン‐紅蓮篇」を観てきた。
結論を最初に書くと、
「リアルタイムか否かに限らず、TVシリーズを観て『これ面白えなぁ』と思ったことがある人は、次の休みに劇場で観るべし!」
なぜそう断言できるか、というのは、ネタバレに直結するから書けない(苦笑)。
かく言う俺も本放送時は観てなかったんだけど、マイミクの盟友・闇丸(mixiニックネーム・鉄の竜騎兵)くんからこの作品をおすそわけしてもらい、それ以来もう3回は通しで観ている。
つまり、さんざんTV版を観た俺が、「総集編+新作カット」という位置づけのこの劇場版を観て、
「TV版を観たならこれも観ろ!」
と強弁する、この熱意を汲んでいただければ幸いだ。
特に、ヨーコ、キヤル、アディーネ、ヴィラルのファンを自認するなら必見。必見というのは、必ず観ろって意味ね。
新作カットは感涙モノだぜ!
以下、パンフから一部抜粋。
○監督・絵コンテ:今石洋之氏
(キャプションより)「『これを全部やるんだ?』と驚きつつも、『ああ、これが〈グレンラガン〉だ』と実感しました」○原作・構成・脚本:中島かずき氏
「無理を通して道理を蹴っ飛ばす。GAINAXというスタジオと組めたからこそできたテンション。これぞ『ディス・イズ・グレンラガン』です」○ヴィラル役:檜山修之氏
「みなさん、先の展開がわかって見ると思うんですけども、そう感じさせないというか、展開がわかってるんだけど、手に汗握るような、そういうフィルムになってると思います。そういうドキドキ感をみなさんに伝えられれば、我々としては大成功なんじゃないかな、と」
まるで「一見さんお断り」のようなコメントが並んでいるけど、これはまあ「総集編」という側面がある以上はしかたない、と思う。正直、まだグレンラガンを観たことない人には敷居が高いかな、とも(ましてや、もともとTV版じたいがダイジェストなんじゃないかってくらいの詰め込みっぷりなわけで)。
だが、あえて暴言を吐くならこう言いたい。
「まだ間に合う!」
後編となる「螺巌篇」は、2009年ゴールデンウィークに公開予定。
○メカニックデザイン:吉成曜氏
「『螺巌篇』はもうちょっとアレンジができるような気がしています。後半の展開をもうちょっとキレイに納められるかもしれません」
「天元突破グレンラガン」が同時代の作品であることを、世代の誇りとして共有できる作品であると思う。
俺は、ガンダムには間に合わなかったが、グレンラガンには追いつけた。あとは、同じ時代を肩を並べて歩くだけだ。
なお、本作はやたらと上映館が少ない(号泣)。東京都内では池袋シネマサンシャインと吉祥寺バウスシアター、神奈川では川崎チネチッタ、千葉は京成ローザ10。今後、TOHOシネマズ南大沢、TOHOシネマズららぽーと横浜、シネプレックス新座など順次拡大予定。
公開情報は、「天元突破グレンラガン」で検索だぁっ!