全日本プロレス・チャンピオンカーニバル決勝前夜!

「!」マークは使ってみたものの、いまいち気分は盛り上がっていないのだ。
明日20日の休暇希望を出したのが先週。取り消しで出勤が判明したのがおととい。そして今日、出勤後に翻って休暇になったことが判明。
…1日前に言うなー!!今回は友達を誘ってて、先に2枚チケット押さえてたから、おとといの時点で友達に行けない旨を伝えて、別の人を探してもらっといたんだぞ!
うぁあ、明日は昼過ぎから並んで、近くの席で買えないかどうか交渉しなきゃ。

さて、今年のCC、決勝トーナメントに残ったのは以下の4人。

諏訪魔  (7点、Aブロック1位)
太陽ケア (6点、Aブロック2位)
鈴木みのる(9点、Bブロック1位)
小島聡  (8点、Bブロック2位)

よって準決勝は、
 諏訪魔‐小島
 みのる‐ケア
になったわけだ。各選手ごとにざっと振り返ってみるかね。

まず諏訪魔は、巨漢・吉江に一敗を喫するもハゲ社長…武藤と引き分け。しかも、健介から1勝を挙げての1位通過。
セコンドのTARUとほぼ一心同体というか、健介戦などは事前に中嶋くんの試合に乱入して健介を逆上させておいて、まんまと反則勝ちだ。いや、ヒールっぷりも堂に入ってきた感がある。

ケアはその諏訪魔に敗れたが、武藤・吉江と引き分け。さらにこちらも健介に勝利。健介は、やはり徹底マークされた格好で、リーグ開始早々から右腕を集中攻撃されてしまった。新技「トランプ」(走り込んでのエルボー)をリーグ中に披露したが、ダメージの穴埋めには至らなかったようで。
ちなみに因縁のケア‐諏訪魔は、ケアへのVM勧誘劇から決裂、集団制裁に至った、3・10大田区大会の記憶も新しいリーグ初日にいきなり激突。豪快ラストライドの前に轟沈したかに思われたが、そこから這い上がっての決勝進出は見事。ケアがんばれ!

続いて小島。三冠王者としてのCC制覇に期待がかかるが、リーグ2戦目でみのると引き分け。小島の覇気のなさに、会場で観戦しながらだいぶ滅入らされたものだ。
黒星こそつけずに決勝に来たとは言えるが、伏兵ディーロとの引き分けはやはり痛い。中嶋、嵐、モーガンらとの正面からの激突では地力を発揮できたものの、みのる、ディーロという「曲者」相手に思うように試合が運べないという危うさ。明日の代々木も不安…だなぁ。

んで、結局むざむざとこいつ一人にひっかき回されてしまった感のある、鈴木みのる。開催前から「B級の集まり」と見下しながら乗り込んできたが、初戦で嵐を破ると「B級以下。C級」と。続いての小島戦はドローでも「奴はB級じゃないな。俺は特A級だけど」と止まらず、小島が引き分けたディーロとは「俺も引き分け狙いでいこうかな」などと言いながら勝利、「作戦失敗。俺が強すぎたから勝っちゃった」とどこまでも憎々しい。
っと、有りようは完成されてて安定感もあるし、どこまでも自分を貫く姿勢がこれだけわずかな参戦でもはっきりわかるからこそ、みのるというレスラーそのものには惹かれるし好きなタイプではあるのだが、問題は、だからと言ってみのるに全部を預けてしまっては絶対にいかんということだ。
だって、みのるが全日本を背負うわけがないんだものね。いいようにひっかき回されて、あげくに放り出されたら、全日本の立場がないではないか。いかんのだ!それではいかーん!!
だからこそ、4・9後楽園で無邪気にみのるを後押しする観衆の中、ボクはひとり憮然としてしまっていたわけだ。ここでみのるに喝采したら、それこそ奴の思うつぼだぞ、と。


そして、明日の代々木の見どころがもう一つ。ミラノ・コレクションA.T.の参戦だ。ハゲとのタッグだっちゅーのはどうでもいいが、その相手がTARU&brother"YASSHI"だというのがね。手が合うどころの話じゃないはずで、これは楽しみ。
日ごろ「あれだけヒールに徹してるんだからブーイングしてやるのがむしろ礼儀」ということでVM嫌いを通しているボクだが、ブラザーは凄いと思うのよ。あの体格であの動き、リング上での存在感。ミラノとの絡みで、ブラザーの魅力を堪能できるのでは、と期待十分なのだ。もちろんブーイングは忘れないつもりだけど。


思えば、去年のCC決勝大会が、ボクの全日本初観戦だったんだなぁ。場所も同じ代々木。早いものだ…あのときは、気合い入れて開場前から駆けつけたものの、周りに何もなくて途方に暮れたもんだ。
はてさて、今年はどうなることか。