「翔ぶが如く」を読了してました。そして次の作品は…

たとえばこないだの日記みたいなわけのわからないものにどういう意味があるかと言えば、多少なりともこの得体の知れないプレッシャーが紛れたってことは間違いない。
と、書き出してみたのはいいものの、1行めから文章がめちゃめちゃでがっかりしてみる。


うーん、不調!!


せっかく「翔ぶが如く」を読み終えたのに、今一つ消化しきれていないというか…
それはたぶん、この作品で描かれる、根本的にエネルギーの高揚とか発露というものがそれ自体には必然性やドラマをはらんでいるのは当然だとしても、それが歴史として定着するとやっぱり暴発であり散華でしかなかったという…そういう悲劇性ってのをひとつの娯楽として受け止めるには、自分の精神的な体力が追いつかなかったからなんだろうな、とぼんやり思うわけで。
司馬作品の魅力としては、やはりキャラクター化とでも言えるほどに造形された、描写される登場人物の魅力に負うところが大きいと思うんだが、西南戦争においては西郷や桐野たちが描かれれば描かれるほど、その矛盾や欠落に自らを追い込んでいく意志力というか倫理感というか…最終的に行き着くところが破滅であるこの悲壮美には、ちょっと表現できる言葉の見あたらない感情がかき立てられた。


やっぱり書いてみてもまったくまとまらない。なんかせっかくの読書を読み捨てにしてるだけみたいに見えるのがすごくイヤだ。


んが、すでに次がスタート。
予定を変更して、「菜の花の沖」を開始。mixiの司馬コミュでやたら人気があったから気になってたところ、タイミングよくグリフォンid:gryphonさんからネタふりをいただいたので、流されてみることにした。
そして、現在高田馬場駅前BIG‐BOXでは恒例の古書市が開催中。…文庫新刊で買ったばかりの「菜の花の沖」がハードカバー揃いで置かれていやがった!(笑
というわけで今回は、なんと今さら「三国志吉川英治版の文庫セットを購入。これ、実家にもあったんだけど旧かな遣いだったから敬遠して…結局読んでないんですよね。今回見つけたのは現代かな遣いだから読めそうだ。でも今のところは後回し。
これやると、絶対なかなか読まないんだよな(苦笑)。目標は年内に読破!!