7・3全日本プロレス、大田区体育館大会のこと。(第二部)

最近、プロレス界でよく見かける「シート」系選手。ルチャリブレのほうの選手起用法で、平たくいうと「有名選手のコピー選手」というものらしい。個人的にはまだちょっと違和感があるかな…
日本には「襲名」という独特(でもないか?)の相続法があって、「○代目□□□」みたいなかたちになるじゃないですか。それとはまたちょっと違う発想だと思うし、じゃあ「マシン軍団」「魔界軍団」みたいなもんかっていうとそうでもないし。
余談はさておき、この全日本プロレス大田区体育館大会にも、「元祖」の呼び込みでひとりの「シート選手」が登場。


その名は、ハヤブシート!
呼び込んだのは、もちろんハヤブサ!!


…残念ながら、ボクはハヤブサの現役時代を知らないので、多くの感想をもてません。
こういう時に、自分のキャリアの薄さが悲しくなるんだよなぁ…



VDM対DBMの対立加速。
ボクの愛するDBM(デーブー・マーダーズ)の大活躍に嫉妬してか(?)今シリーズのテーマを「デブいじめ」としたVDM。例によっての凶器攻撃やセコンド介入に加えて、ボコボコにしたり縛り上げたりした上に口にパンをつっこむなどの悪行をほしいままに(?)するなどやりたい放題。
敗れてくやし泣きをする新人・ブルート一生に、人間としての器も体脂肪の数値も大きい吉江さんが、「泣くんじゃない」と優しく声をかける。

「デブは強いんだ。奴らが『デブだデブだ』と言うのはほめ言葉なんだよ。
TARUに投げつけられた謎の粉を指して)これは何だ?ベビーパウダーか?肌がすべすべになっていいじゃないか!
今日は食べ物(パン)持ってこなかったな。でもあいつら、本当はデブが好きなんじゃないか?
次のシリーズも、デブ三人組で奴らにいじらせてやるよ。徐々にデブの強さをわからせてやればいい。
世間には暗い話題が多いけど、デブを見て暗い気持ちになる人がいるか?みんな笑顔になるじゃないか。『デブは世界を救う』んだよ」


デブといえば、我らがRO&Dにも新たなデブが参加。
RO&Dのデブといえばもちろんジャマールだが、新メンバーはなんとそのジャマールのイトコだというRO'Z!もちろんデブだ!動けるデブだっ!!
今日はセカンドロープからのムーンサルトを披露。その活躍に目を細めるTAKAは、次期シリーズからRO&D全メンバーによる再進撃を宣言。


そしてメインは三冠戦。「みんなの王者」小島聡に、CC覇者である「王道を継ぐ者」太陽ケアが挑戦。
「四年間のすべての対決が前哨戦」と小島が言うように、互いのすべてと、さらに新しい自分たちをぶつけ合う熱戦の末に、ケアが悲願のトリプル・クラウンを戴冠…
したらしいのだが、サイトの速報記事によると、ケアが川津落としにランニングネックブリーカー、脳天唐竹割りを繰り出せば、小島はSTFやドラスクからの足四の字、さらには垂直落下式DDTを炸裂させるという…
個人的には、王者としての小島にこれ以上の期待ができなくなっていた部分もあって、王座交代という変化そのものには違和感はない。んだが…
これでも、去年の小島‐川田の三冠戦をテレビで観て、それから全日本を観るようになったんだが…
だが…だが…だが…だなぁ。
ここに関しては見守るしかない、というか、よりにもよって団体の最高権威が「見守るのみ」か、というか…
これって、「興行のパッケージ化」による変質なのかなぁ。それとも、ボクが根本的にはプロレス不感症だってことなのかなぁ。
うーむ。


なんかさみしい終わり方じゃ。自分で引用した吉江さんの啖呵(?)を読み返して元気だすとすっか!
俺もデブ化してるしな!


逆効果だった_| ̄|〇


おしまい。