天才物語。

うぅむ。なんだかんだ言いながら、須藤信充のvs瀬尾、vs阿久澤の密着を見てしまった(残念なことに対瀬尾戦は、肝心の試合が未収録。CSは悪天候に弱いのね…)。
いや、上のエントリでも書いたけど、やっぱ舞台裏を見ると違うわね。須藤の練習での追い込み方とか、キモのところは流してないけど相当スゴいんだろうな。さりげなく語られてるけど、「2時間で30kmのロードワーク」とか、頭がおかしいんじゃないかとつくづく思った。


てか、引いた。


正直なところ、僕が須藤選手に思い入れを持てない(今のところ、かもしれないけど)というのは、まさにその「天才性」にあるんだろうなぁ。
優れたポテンシャルを持つ。厳しいトレーニングもする。いい結果を出す。それは素晴らしいことだと思うし、やはり須藤選手はごく狭い意味でのトップクラスの中でもケタはずれの実力があるんだろう…
んが、先日はチーム・ドラゴンの尾崎を倒したとは言え、基本的に復帰後の戦績はNKBでの話。ぶっちゃけ、須藤の存在がなければ僕がNKBを知るのはもっと後になっていただろう(「鎖国政策」の影響もあるだろうけど、それとはちょっと違う話)。さらに、度重なる減量苦(「ギックリ腰事件」とも密接な関係があると思う)や、徹頭徹尾自分流のハッタリ&リスペクト。
要するに、須藤は惚れ抜く以外に理解のしようがない選手なんだと思う。そして、我ながら残念ながら今のところ、僕が須藤選手に惚れる可能性は…かなり低いんだよなぁ。
苦手なんですよ。自分の価値観で周囲にプレッシャーをまき散らすタイプは。
僕自身もかなり自分の価値観にはガンコなほうだと思うけど、それはそこから離れるのが単純に怖いからであって…須藤選手の在り方は、そういう僕のコンプレックスをピンポイントで刺激してくるんだな。うぅ。
好きになるしか理解できない選手が気にかかって、でも見れば見るほど落ち込まされる。なんなんだ、この…悪循環は。
子供だよなぁ…。