9・20DDT銀座ベノア「GINZA NOW」観戦記・中編。

  • 5、30分1本勝負

男色ディーノ&○佐藤光留&星誕期
(1分2秒、ワキ固め)
HARASHIMA&大鷲透&松永智充●


◎再試合〜6thスレットマッチ
佐藤光留
(4分37秒、ワキ固め)
松永智充●
※残りはHARASHIMA、大鷲、ディーノ、誕期


ディーノの銀座初入場は、いたって普通。しかも、なぜか正座をしてHARASHIMA組を待つ。赤コーナー組が入ってくるとやはり正座を強要し、マイク。

ディーノ「今日は、これから両国の反省会をします」
大鷲「両国終わってどんくらい経つと思ってるんだ」
ディーノ「(大鷲にビンタした後、猪木風に)バカヤローッ!来年の両国開催は決まっているのよ。すでに、両国大会は始まってるの!」
大鷲「それにしたって、今さらだろう」
ディーノ「(ビンタ、猪木風に)バカヤローッ!両国の翌日は嵐が来ちゃって流れちゃったし、こないだの大阪大会でいきなりやるのもなんだし、今日ここでやるしかないでしょ!」

大鷲の反省点:
俺様の反省というより、DDTとして、ゲストの俺様にアイアンマン責任者とかさせるのはもうやめてほしい

ディーノのコメント:
透ちゃんはよくやってくれたけど、その意見については、もう誰も透ちゃんをゲストとは思ってない

HARASHIMAの反省点:
興行が長かった。自分はメインだったので待ちくたびれた

ディーノのコメント:
あー、あー。メイン自慢ですか!

松永の反省点:
当日は、準備のために朝6時入りで撤収が終わったのは0時になっていた。労働基準法違反じゃないですか?

ディーノのコメント:
労働基準法的にはアウトだけど、アタシたちにとっての両国大会って、そうやってみんなの力で作り上げるものじゃない?たぶん、来年もそんな感じになるわよ

星誕期の反省点:
せっかくのリョーゴク・スモーアリーナだったんだから、元力士の自分は、メインとは言わないまでもセミくらいに出たかった

ディーノのコメント:
DDTが相撲興行なら誕期さんはメインよ。でも、DDTはプロレス団体。両国のメインに出たかったら、来年のために今から積み上げていきなさい

こうして振り返ると、何ひとつとして解消に向けてないな(爆)。そして、最後に佐藤光留とのやりとり。

光留「自分も、6時集合から0時解散まで、力を合わせて両国大会を作り上げました!」
ディーノ「そうね。所属でもなく、パンクラスの人間なのにひかるんはよくやってくれたわ」
光留「ただ、帰りにギャラの封筒を開けてみたら…新木場でもらうのと同じ額でした…」

松井さん慌てる。ぶっちゃけたなー!(笑)
ディーノは光留に「これからDDT内の話をするから」と耳を塞がせ、衝撃発言への対応策を(リング上で)練り始める。

「みんな、両国では多少ギャラに色がついてたはず」「自分はメインだったから」「アイアンマン戦の慰謝料的なものが」
「ひかるんはパンクラスだし、総合のギャラって高いから、そもそも新木場でもいい額貰ってるんじゃ?」「それだ!そういうことか!」
「じゃあさ、普段から幾らぐらい貰ってると思う?」「2、3くらい」「片手…5ぐらいは」「スモーの頃は月100万もらってました」「透ちゃんは…聞かないほうがいいみたいね」
「そういや『交通費込みで』とかよく言うけど、名古屋の塩ちゃんなんか込みで1万だって。何が『込み』なんだ」
「いいか、俺様はリアルに行くぞ。交通費込みで1.5だ」

あまりの生々しいやりとりに松井レフェリーの表情が凍るなか、実際のところをディーノが光留に聞くと、「え、ええーっ?!」と驚愕。伝言ゲーム式に順に伝えられると、最後に聞いた誕期さんが
「エーッ?!交通費込ミデ、5センエーン?!」
と暴露してしまう。

「朝6時から集合して…」「5千円ーっ?!」

「夜中の12時まで撤収して…」「5千円ーっ?!」

「DDT所属じゃないのに…」「5千円ーっ?!」

パンクラスmissionなのに…」「5千円ーっ?!」

打開策として、たった5千円でがんばってくれている光留に報いるためには「接待プロレス」をするしかないと結論。というわけでゴング。

先発はディーノvs大鷲だったが、大鷲のチョップでディーノはいきなりダウン。
「アタシじゃかなわないー!」
光留に替わると、場内はもちろん大「光留」コール。チョップ一発で大鷲を悶絶させ、ミドルキックを受けたHARASHIMAはアバラをやられる。最後の松永を脇固めにとらえると、松永は光速タップ!


佐藤光留
(1分2秒、ワキ固め)
松永智充●


光留「待てーいっ!」
バレバレの接待に怒り心頭の光留は、勢い余って「5000円のうち半分はパンクラスに吸い上げられるから、俺の取り分は2500円なんだ!」と更にいらない暴露。

光留「俺が欲しいのは、こんな嘘の優しさじゃない!ギャラだ!」
ディーノ「金、金、金。それがパンクラスのやり方か!この銭ゲバが!」
光留「パンクラスへの悪口は許す。だが、俺を銭ゲバ呼ばわりするのは許さん!」
ディーノ「わかったわよ。だったら、アタシたち6人…(松井レフェリーを見ながら)7人のギャラを合わせて、勝った人間が総取りってことにしましょう!」

松井レフェリーのギャラまで勝手に賭けられて、総取り6WAYに。

銭ゲバ光留は他の5人から集中攻撃を受けるが、ディーノのディープキスが次々と誤爆。その間に数珠つなぎ首4の字固めが完成していたが、ディーノはそれに気づくと連続ナイトメア。最後は光留の顔面に着座。
猛威をふるうディーノを止めたのはディザスターボックスの二人だった。連続串刺し攻撃からダブルのガットショット、大鷲の延髄蹴り→HARASHIMAのビッグブーツ→大鷲のチョークスラムHARASHIMAのスワンダイブ・ボディプレス!連携はやっぱり気持ちいいねぇ!
さらに誕期さんが松永を捕獲して暴れ回るが、光留が背後からスリーパー…そこにディーノのディープキス再び!そしてファイト一発から男色ドライバーを狙うところ、松永のカットによりディーノはHARASHIMAとキス。何故かそのHARASHIMAの脚を大鷲が押さえていた…。
肝心の勝敗は、光留が松永を再度脇固めにとらえて、7人ぶんのギャラ(くどいようだが松井レフェリーのものも含む)の総取りに成功した。

光留「7人ぶんのギャラ、ごっちゃんです。今日の帰り、釣具屋に直行するよ。釣りって金かかるからな。でもそんなことはいい。俺がほしいのはギャラだけじゃない。ディーノ、お前が持ってるベルトも欲しいんだ!」
観客「(9冠のうち)どれー?」
光留「ぁぁ、そうか…。……。とりあえず、そのベルト!今持っている、エクストリーム級のベルトに挑戦させろ!俺はそのベルトを獲って、来年の佐藤光留10周年興行、あるのかどうかわからないけど、エクストリームのベルトをかけてロシア人とかと総合の試合やってやるよ!」

おおー、これ、前も言ってたなぁ。個人的にはぜひ見たいぞ。

光留「松永!お前噛みつかないのか!今しかないぞ!」
松永「フハハン!」
ディーノ「やれんのかお前らオイ!やれんのか!やるんだったらお前ら実力で(以下意味不明)」

このやりとりを、みんながうんざりするまで繰り返してシメ。
グダグダ劇のグダグダなところこそを楽しむ、というのは嫌いじゃないけど、さすがにクドかったなぁ(苦笑)。

新藤リングアナ「只今の試合の一部、あるいは全部は、フィクションです!」


後編へ続く!