「たった今、告悔室で童貞を捨てたぞ!」

デトロイト・ロック・シティ」を観ました。
最初、タイトルを見たときは
「ん?デトロイト・メタル・シティ?」
と思いましたが。


いやークソおもしれー!


若者
青春
ロック
憧れのヒーロー
宗教的厳格さ
ジョックとナード
女の子の屁
ドラッグ
太っ腹なラジオ番組
夢へのドライブ
間抜けすぎる失敗
おっぱい
初恋と破戒と初体験
熟女が濡れるメンズストリップ
思いがけないヒロイズム
大逆転
炎とギターとベースとドラムとシャウト
ジーン・シモンズの長い舌


この映画の価値観は、メガマックのLLチキンセット(ドリンクはもちろんコーラ)と同じ地平にある。清くなく、正しくなく、美しくないけど、人生の前半分で、間違いなくその存在に感謝したことがあるはずの、行き場のない歓喜
こんな映画を観たところで、人生は1ミリも豊かにはならない。
ならないんだが、今夜は、この映画を観ることができて本当によかった!


うらやましいんだよね、こういうの。自分は言い訳のしようがないくらい「熱しやすく冷めやすい」タイプなので、こいつらみたいに臭(くてカッコ悪)いTシャツ来て、他人の車を盗みながら、ダサいロックを聴くために旅に出る、というような熱狂的経験は、今までしたことがないし、たぶんこれからもしないだろう。…いやまあ、現状はそれよりアホなんだけどさ。
だからこそ、なのかもしれないけど、こんな風に子供たちが自分達の「愛と信仰」のために旅をする作品は、全般的に好き。なんて言いながら、具体的には思い出せない自分のダメさに絶望。類型で言ったら「スタンド・バイ・ミー」になるのかな?
ブルース・ブラザース」は、俺の中ではこの系譜には入らないのよね。微妙なんだけど…「キラキラ輝くスゴいもの」を追いかけるのに、大人と子供とでは、何か違うんだよなー。


なかなかいいおっぱいも観られましたが、最強はエドワード・ファーロング君のピンク色の乳首でした。たまんねぇ。
あー楽しかったッ♪♪