生観戦ファンバトン。

mixiのほうで、こんなバトンを作ってみました。せっかくなのではてなでも晒してみます。

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1.HNと、初めて生観戦した興行、そして、好きな会場を教えてください。

PONです。
初めて生で観戦したのは、なぜかリングス・バトルジェネシス興行。成瀬の復帰戦(その後すぐプロレス参戦…)と、メインは滑川vsブライアン・ロアニューだったはず。
そして、好きな会場はやっぱり後楽園ホール!でも最近はあの喫煙所がさすがに苦手(苦笑)。
あと、食い意地的に、DDTプロレスの新木場ビアガーデンと、M‐1ムエタイチャレンジ。

2.最高、年間何回観戦したことありますか?そして、最近はどのくらいになってますか?

毎月2〜3回くらい観戦してたこともあったような気がします。だから20〜30回くらい?
最近はいいとこ2ヶ月に1回くらい。

3.いちばん遠かった会場、いちばん近かった会場は?

遠いのは、今はなきNKホール(バトラーツ東京最終興行で)か、さいたまスーパーアリーナか。
高田馬場に住んでた時は、新宿FACEに15分で行けました。

4.「これは会場に行こう!」生観戦を決めるのに、基準ってありますか?

「何か起きそう」という期待と予感…なんてことを言いたいとこですが、実際は「チケット買えるかどうか」。
それと、高倉仮面師による「いいから来い!」。最近つきあい悪くてほんとすいません。

5.「忘れられないアノ思い出」がありましたら是非ひとつ。

ジャンルごとにしますか。

・格闘技:桜庭がシウバに最初に負けたとき。桜庭ファンだったことはあまりなかったはずなのに、ものすごい喪失感だった。

・キック:IKUSA・U‐60トーナメント準決勝、石川直生vsTURBO。石川直生が自分にとって大事な選手になった瞬間。このころはまだ、アピール先行のイメージだったよなぁ。

・プロレス:昨年のDDTビアガーデン、飯伏デー。飯伏幸太が、自販機の上からケニー・オメガにフェニックス・スプラッシュを敢行。やった内容よりは、「やったという事実」のファンタジー性がスゴい。

6.ジャンル、選手、団体、何でも結構です。「自分の好きなもの」を合計100%になるよう、%で教えてください。

こだわりの設問なのに、やるとなったら難しいな、コレ(苦笑)。

・IWGPヘビー級王座のゆくえ:60%
・DDT両国大会:25%
・次の大関は誰?:10%
全日本プロレスの若手とガイジン:5%

ああー、意外とこんなところか!時事ネタばっかりになっちゃったな。

7.好き、あるいは思い入れのある技は?(○○選手の△△、も可)

・藤原あらしが国崇にカマした縦ヒジ。あんな「かいしんのいちげき」はそうそう見られるもんじゃないよね。

小島聡のいっちゃうぞエルボー。会場で声を揃える時の気持ちよさはちょっと類がない。

8.あなたにとっていちばん大切なタイトル(王座)は?

IWGPヘビーがすごい勢いで注目度を高めてるけど、あえて「幸せな観戦空間」の象徴として、DDTの世界大森級王座。

9.会場観戦と言えば入場&テーマ曲。お気に入りを存分に語ってください!

とにかくDDTのオープニングが好き!よせばいいのに最後まで手拍子するので毎回手が痛い。

格闘家では、大山峻護の現テーマと、藤原あらしの旧テーマ。あと、小林聡キッズ・リターン

10.ひいきにしている団体から、一番お気に入りな選手が離脱してしまいました…あなたなら、選手を追っていきますか?彼(彼女)のいなくなった団体を応援し続けますか?

「彼がいなくなったらこの団体(プロモーション)は見ない」という団体はないです。
どちらかというと、今まで観ていた団体に加えてその選手が移っていった先の団体を観に行ってみる…かなぁ。余裕があれば、だけど。

11.チケットはどうやって買ってますか?

よほどのことがない限りは当日券です。

12.観戦時の必携品はありますか?

最近パンフ買わないので、カードを確認するためにも携帯は必須ですな。

13.好きな座席位置は?(会場限定可)

どこの会場でも比較的立ち見が好き。
あと、DDT(マッスル)のときは、南側のなるべく真ん中。ビジョンの見やすさが満足度に直結するので。

14.最前列席での観戦って好きですか?

リングが見づらいので好きじゃないです。オーエンジャイとか大森ゴールドジムとかならともかくね。
ちなみに、後楽園で一番前で観たのは3列め。全日本プロレスの、全席5000円というファン感謝興行でした。

15.パンフって買います?

最近は買えません…読むのは好きなんだけどねぇ。

16.開始時間前や休憩中って何してますか?

基本的には喫煙所。で、そのために動く関係で、ついでに同行者の飲み物買い係。

17.メインイベントが終わりました。あなたはすぐ帰る派?ゆっくり残る派?

生観戦は余韻も大事。メイン後になかなか席を立つ気にならない興行をどんどんやってほしいです。

18.「家→会場→家」と、観戦だけで直行直帰ってできますか?

たぶんしたことないです。なぜならあんまりしたくないからです(笑)。
ご飯くらい食べたいよねー。

19.会場やその周辺でお勧めの食べ物、必ず食べる物、思い出の食べ物はありますか?

後楽園のファイターチキン大好き!
店としては、水道橋のホルモン焼き肉屋(ちょっと内緒)と、新宿の沖縄料理・やんばるは鉄板ですね。
水道橋の王将にはちょっと憧れる。

20.会場で有名人(他団体選手や芸能人など)に会ったことありますか?

これは、生観戦慣れしてたら誰にでもありますよね。
カッコよかったのはダンヘン、紳士だったのはジョシュ&サップでした(笑)。
一番怖かったのは、横浜文体前で見かけて
「(某奇人)選手ですよね?!」
て声かけたら、
「あァ?そうだけど?」
と返していただいた、あの某選手です(苦笑)。すげー怖かった…

21.試合以外のイベント、セレモニー、ハプニングなどで、印象に残っているものは?

初めてSBの「シーザータイム」を見たときは、あまりの盛り上がりに「なんじゃこりゃ?!」って思いました。今はそんな盛り上がりが当たり前になっています。

22.今後観てみたい競技・団体、行ってみたい会場はありますか?

WWEのレッスルマニア!プロレス最大のイベントでもあり、世界一幸せな空間のひとつでもあるんだろうな、と思います。
あと、来年くらいまでには大相撲本場所にも行きたいですね。
あ、フィギュアスケートも、会場で観たら面白いだろうなぁ、という気がしています。

23.会場で味わったあの興奮…もう一度、印象的だった「あの瞬間」に戻れますよ!さあ、いつにしますか?

2007年2月17日、両国国技館中嶋勝彦近藤修司から世界ジュニア王座を奪った瞬間…かなぁ。
たぶん、座って観ていた座席から立ち上がる勢いが、いちばんすごかったと思う。

24.体験し損ねた「あの瞬間」、現場に居合わせなかったことを後悔しているイベントってありますか?

つい最近ですが、2009年5月6日の後楽園ホール中西学のIWGPヘビー戴冠ですよぉぉぉっ!
とんでもない空気、熱狂、歓喜だったらしい。ちくしょう!

25.あなたが見たい「夢のカード」を語ってください!

「夢」かぁ…難しいなあ。
飯伏幸太vsケニー・オメガ…うん、そうだな。今はタッグが当たり前になってるもんね。この二人と同じフィールドで戦えるプロレスラーなんか、厳密に言えばいないんだから、そしたらもう戦うしかないんじゃなかろうか。

それと、全日本プロレスの荒谷さんの引退までに、ぜひ吉江さんとの試合を…!

26.最後になりました。
生観戦は好きですか?
選手、団体、ジャンルそのもの…好きなものについて、思いの丈をぶつけてください!

改めて、自分は雑食だなぁとしみじみ思いました(笑)。でもやっぱ、会場で観戦するのがいちばんですよね。

語り残した思い出といえば、あとは両国国技館での馳浩引退試合
馳の晴れ姿を見届けようとやってきた森元首相を見つけた悪役レスラー(“brother”YASSHI)が
「おい、そこにいんのは誰や?森か!悪そうな顔しとんのゥ。お前ら政治家がしっかりせんから、俺みたいな悪ガキが生まれるんやぞ!」
とからかうと、とても今日引退するレスラーとは思えないほど溌剌とした馳(文部科学省副大臣)が、例のよく通る声で
ヤッシー!お前みたいな悪ガキでもな、こうして立派なプロレスラーとして世に出られたんだぞ!学校の先生に感謝しろ!」
と煽り返せば、場内は大歓声。いいなぁ、楽しかったなぁ。

あとは、國奥麒樹真がまるで空気読めなかった2003年の藤原祭とか、両国国技館に6時間監禁された2006年のシュートボクシング・S‐Cupとか、とてもじゃないけどついていけない「腐空間」だったマッスルアウトローズ興行とか…
どれもこれも、いい思い出ですよ。はい(笑)。

○お疲れさまでした。これはバトンですので、次に回す方を3人以上指名してください。「お名前+その人の『所属団体』」という組み合わせで。

ここ経由は「フリー」とします。長いですがぜひ拾って行っていただきたい!
個人的には、我らがid:gryphonさんにぜひともやってみてもらいたいなぁ(笑)。

このバトンのルールに即するなら、
プロレススーパースター列伝所属のgryphonさん
ですね(笑)。

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というモノです。
見てのとおりとんでもなく長いモノになってしまいましたが、我ながらいい出来(色んな人に手伝ってもらいました)だと思うので、なるべく多くの方に答えてみていただきたいと思っています。

よかったら是非、よろしくお願いします!

【祭】5/9〜10・新選組祭り@日野〜高幡不動。

(自分の中だけで)大好評の祭シリーズ。第二回(そして第一部完結編)は、今年で没後140年とタイムリーな、鬼の副長・土方歳三にゆかりの日野で行われた、「新選組祭り」でございます。


しかし、なんで新選組祭りが日野で開催されるのかね?
土方の出身地(で、いくつかある墓所のうちのひとつ)ではあるものの、例えば局長の近藤勇の出身地は調布だし、新選組の母体になった試衛館があったのは市ヶ谷だ。
他の繋がりとしては八坂神社に伝わる天然理心流の額だけど…ぶっちゃけ、これはもう土方歳三という個人への人気であり、その土方の墓所という「看板」をしっかりと押さえた、高幡不動の功績なんだろうなぁ。

そうそう。「しんせんぐみ」って、新撰組って書くもんだと思ってたんですが、新選組でも問題ないみたいですね。


ただ、それはそれとして、高幡不動尊の現住職(?)が閉会式で

司馬遼太郎が『燃えよ剣』の取材でこの寺に来て、土方の戒名を調べていったが、その時はそんな文豪とは知らず、茶のひとつも出さなかった」(大意)

と語ったその話は、『燃えよ剣』のファンのひとりとして熱くたぎるものがありましたな。
なんでって?そりゃ、知りたかったら『燃えよ剣』読みましょう。仮にこの気持ちが伝わらなかったとしても、『燃えよ剣』を読む、ということそのものが、ひとつのいい経験にならないはずがないのでね。


さてさて。この新選組祭りには、2日めに行ってきました。
まずは日野会場・八坂神社で開催された、天然理心流撥雲会(画像1枚め)と、全日本刀道連盟(2枚め)による演武。

天然理心流撥雲会は、近藤や土方、沖田総司が学んだ天然理心流の道統を継ぐ、現代に伝わる正統だそうです。Wikipediaの「天然理心流」の外部リンクでは2番目に記述されてるんですが…ね。

で、全日本刀道連盟とは、古今の剣術から実践的かつ実戦的な技を取り入れ、ただ置かれたものを切る「据え物切り」から脱し、巻き藁などを敵に見立ててその攻撃を想定しつつ、体捌きを交えながら斬撃を繰り出す、という技術を磨いている集団だそうで。
今いちばん偉い(?)人は、大河ドラマの殺陣を指導してたりするそうですが、この方のしゃべり(演武の解説)がまあ巧いこと。最後には
「ウチの道場に見学に来られた方には、わたしの口利きで、大河ドラマの撮影現場に、外部観覧ではなくスタジオの中にまで入れてあげられますよ」
とかおっしゃってました。大河にお気に入りの役者が出演中、という人はチャンスかもしれませんね。

念のため書いておくと、天然理心流撥雲会の皆さんは太さ10〜15cm、重さ1.7kgの大木刀を軽々と舞わせて型を披露したり、刀道の皆さんも巻いたタタミをズバズバと斬ってました。
単純にすごかったです。


で、この後、プログラムを見忘れていたせいで、新選組パレードは日野〜高幡不動へのバスの中からすれ違いざまに(たまたま)鑑賞となりました。

剣道着姿の小学生たちがまず先導。
続いて、大人の部の先頭が、いきなり詰め襟に真っ赤なシャグマを付けた将校に率いられた官軍集団だったので、バスの中でのけぞってしまいました。そして、その後はダンダラ羽織の新選組がゾロゾロと。
これは、普通に路上で見たかったなー。


高幡不動会場に移動すると、これはたまに隊服の人や(たぶん大河つながりで)直江兼続が歩いてるくらいで、まあまあ普通の縁日の光景。
バナナの叩き売りや、修験道の秘法で石を立たせる怪しい山伏(?)という大道芸もありました。

そうそう、以前紹介した金剛桜も元気でしたよ。来年は花をつけてる時に来なくちゃなぁ。


しばらくウロウロしてるうち、パレードの終わった隊士諸君が集合してきて、歳三像の前で閉会式(画像3枚め)。
改めて見ても、まあカメラを向けられると明らかにポージングをキメるようなプロやセミプロ(笑)の方がやはり多かったですが、カラコンしちゃってるような人は一人しか見かけませんでした。隊服もオーソドックスなものばかりで、単純に「若者にも人気」という光景でしたね。平和。

これならむしろ、こういうレイヤーさんたちが集まってくれたほうが、祭り全体が華やかになっていいな、という感じ。賑やかでよかったです。


真夏日寸前の暑さでしんどかったですが、こういう観光メインの祭りも悪くないですな。
まだ祭りとしての体裁は固まってない印象なので、もっともっと色んなことに挑戦してってもいいんじゃないかな、とさえ思います。

えい、えい、オー!


【祭】5/3〜6・くらやみ祭り@大国魂神社。

pon-taro2009-05-11

GWと言えばコレ!府中・大国魂神社のくらやみ祭りに行ってまいりました。
徒歩でも20分くらいのもんだから、そんな「行ってきた」ってほどでもないんですけどね。


さて。
森閑とした境内とけやき並木で有名なこの大国魂神社は、古くから、武蔵国の総社(地域の神社を集めて祀ったもの)として敬われてきた…
らしいのだけど、これがまあ、なんと大化の改新まで遡るってんだからたいしたもんですよね。

「総社」という形態は、律令時代に各地に赴任した国司の、最初の仕事のひとつとして「担当区域の神社にあいさつして回る」というのがあったそうで、いちいちそれを回るのが面倒(そこまで露骨かどうかはわかりませんが)だった、と。
そこで、役所の近所に回るべき神社を集めたこの「総社」を建て、ここに詣でることで手間を省いたとの事。

というわけで、「総社」は、いわゆる社格が高いのはもちろんのこと、かつて行政の中心地がここにあった、という証でもあるわけですね。
ここ府中の大国魂神社は、武蔵国の総社として、例えば源頼朝徳川家康、あるいは北条氏など、関東を基盤とする大勢力の庇護を受けまくっていたようです。


そんなわけでこの「くらやみ祭り」、今でも相当に賑やかで、画像1枚めのような山車が2枚めのようにならんだり、その名の由来となったように神輿が真夜中に街を練り歩いたり、競馬式(こまくらべ)や古式のやぶさめ(3枚めの馬が活躍!)など、毎年盛大に挙行されております。

しかしまあ「くらやみ」で「祭り」だけはあり、かつて、下々にとっては相当に猥雑だったという話もあります。
司馬遼太郎の「燃えよ剣」では、このくらやみ祭りの期間中、集まった男女は夜闇に乗じてそこら中でおっ始めちゃったりしていた(何を?)なんて描写が。


今は残念ながら(だから何が?)そうした風習は残ってないようですが、それでも、この「くらやみ祭り」が、府中の市民から愛される伝統のお祭りであることには変わりありません。

…などと、今回は紀行文風にシメ!

今回のマッスルハウス8を、見てないのに語る。

見てないのに書きます。
最近のマッスル観戦記の例に漏れず、ワガママなこと書き殴ります。
一応、見てなくても語れる範囲…かな、と。
「観てなきゃ何も語る資格ねぇよ」
と言われたら一言も反論できませんので先に謝っておきます。ごめんなさい。

続きを読む

ひとりプロレス映像ナイト。

お金がなくてDDTを観に行けなかったので、欲求不満からか、録りだめしていたプロレス番組を一気見してました。
このご時世に派遣を平気で冷遇する民主党が悪いんだ!
というわけで、見たのは以下。

・全日本:近藤vsYASSHII
・新日本:ワイチャイ復活
・DREAM :柴田vsミノワマン

DREAMは普通に全部見たけど、まあプロレスつながりということで。
マッハvs青木もかなりいいプロレスだったと思うけど(ガチとかヤオとか言ってるわけではないので念のため)、試合としてはDJvs所が面白かったなー。ペダラーダっていうんだっけ?あの下からの蹴り上げをあんだけヒットさせる所ってのはどういう奴だ。君はZESTの選手じゃなかったのか(笑)。


いやまあ、YASSHIIといい、フェイス&ホイトといい、稔といい、ワイルドチャイルドといい、みんなみんな素晴らしかったですよ。
特にワイチャイ!必殺技の「ワシントン条約」って名前はさっぱり意味がわかんなかったんだけど、

・あまりの威力に、相手を保護する必要があるから

というそれなりに筋が通ってそうな理由(通ってねぇよ、という正論は不要)と、

・そもそもこの紳士&野人が保護対象だから

って「らしさ爆発」な俗説もあるみたいですな。ていうか、もともとはタッグ名の候補だったとか。


そんな中西さん、某パンデミックの余波のため、後楽園で急遽IWGP挑戦が決定だそうですなぁ。
ネットでは
「大阪リターンマッチですぐ返していいから、今回だけは巻かせてやってくれ!」
なんて、涙無しには読めない熱いファンの声も。気持ちはわかる!わかるぞ!!


DDT&マッスルについては、某EPさんの詳細観戦記が出てから書こうと思います。…いや、書くとしたらDDTだけかな。よし、マッスルはこの下で書いちゃえ。

全日本キック@新宿FACE。

休憩明けの4試合は、どれも見応えあるいい試合だったなー。

問答無用の破壊力…というか、一発のチャンスを逃さず畳みかける決定力を見せつけた、第6試合の板倉直人選手。

ベテランでありながら気合い十分ド迫力のファイトで、一方的に勝ちに迫ったかと思われた第7試合の藤牧孝仁選手と、その猛攻の一瞬のスキを逃さず、「これがキックだ!」と言わんばかりの鋭いヒジで額を切り裂き、大逆転を果たした細野岳範選手。


セミは、成長著しい新空手組の出世頭、瀧谷渉太選手19歳と、WSRじこみのムエタイファイター一戸総太選手22歳の若手が堂々たるランキング戦を展開。

ランキング1位の瀧谷選手に対し、6位と下位のはずの一戸選手が、徹底的な首相撲からのヒザで終始試合をコントロール
延長1Rのサドンデスマッチながら本戦内で一戸選手が完封勝利をものにするか?と思われたが、3R終盤、耐えに耐え続けてきた瀧谷選手がパンチをヒットさせるとここから一気に盛り返してドローへ持ち込み、延長へ。
こうなると試合の流れは瀧谷選手へ。ついには、あれほど支配力の強かった一戸選手の首相撲もはね飛ばし、俊英・瀧谷選手が意地でバンタム級1位の座を守りぬいたのだった。


そして、クリストフ・プルボー選手とクンタップ・ウィラサクレック選手が激突する、マニア注目のメインイベント。

この二人が戦うってだけですごいのに、両者とも何故かありえないくらいに気合いが入りまくり(笑)。
一足先にワイクーを終えたクンタップが休む青コーナーに向けて、プルボーが定番の「矢を射るポーズ」を見せたのだが、その瞬間、クンタップはその「矢」を捕まえてへし折るパフォーマンス。するとプルボーもムキになったのか、続けざまに矢を放つ。また折るクンタップ(笑)。
お前ら気合い入りすぎ。そして息が合いすぎ(笑)。

試合でも、事あるごとにローキックの打ち合いや足払いのかけ合いなど、張り合いまくる両者。お前ら気合(ry

1R、2R、互いの出方を探る両者。プルボーの前蹴り、クンタップのミドルが時折閃くも、全体としては静かな攻防、と言うか。
2〜3Rあたりから、プルボーが前に出て組みつき、ヒザを立てていく展開が増える。かわすクンタップ、追うプルボーという場面が多い。これはプルボーのペース、なのか…?
と思いきや、やはり曲者クンタップ。要所要所でミドルキックを叩きこみ続け、じわりじわりと、気がつけばプルボーは前に出るものの、有効な攻撃を出せなくなってくる。さらに、クンタップは首相撲の距離になると鮮やかな投げも見せ、静かに試合の支配権を奪いつつあった。

そして迎えた最終5ラウンド。
ここで前に出なければジリ貧のプルボーが踏み込むと、クンタップはミドルで迎撃。クンタップの蹴りのスピードは落ちないが、プルボーの反応速度は目に見えて下がっている。
こうして思い返してみても、クンタップが何か特別に有効な攻撃や決定打を出したということはないはずなんだが、5R序盤までの間に、おそらくはミドルのタイミングと首相撲の際のきわどいプレッシャーで、いつの間にか完全なクンタップのペースに持ち込んでいた。むー、やっぱありゃ魔法か何かだよなぁ。

だがしかし!
5R中盤、プルボーのパンチがまとめてクンタップを捉える。わずかに嫌がったクンタップの気配を察したか、プルボーが一気に前に出る!クンタップも必死でミドルやヒザで迎え撃つが、プルボーも乾坤一擲の大攻勢だ!
ダウンを奪うほどまでにはやや足りなかったが、この終盤の攻勢は見事の一言。判定は3‐0のフルマーク(49‐48、50‐49、50‐49。個人的には、49‐48にするくらいなら49‐49のドローでよかったんではないかと思うが)で、プルボーの勝利!


全日本キックが誇る日本人スターズ(あらし、石川、山内、寺戸、前田、そしてもちろんW山本)が誰一人出場しないFACE大会だったけど、久々のキック観戦ということもあってか、すごく面白かった。
特に、セミ前の藤牧選手vs細野選手と、メインのプルボー選手vsクンタップ選手の2試合は、それぞれに素晴らしかった。

セミ前の、観客誰もが「だからキックは面白い!」と再確認したに違いない大逆転のヒジの斬れ味といい、メインの二人のガイジン選手らしからぬ意地の張り合いといい、カードの妙とはまた違う、ライブならではのキックの魅力を堪能させてもらいましたよ。


観戦後は西新宿のもうやんカレー。えびカレーおいしゅうございました。
話題のメインはプロレス話と「ああ播磨灘」。特に、播磨灘はもっと知られていいマンガだということを改めて実感。

久しぶりに、どっぷり格闘技に浸かった土曜日でした。
これで、ワープロがもうちょい面白かったら言うことなかったんだけどね(苦笑)。

マンガ読んでます。

おはようございます。「週5勤務で6月末まで」と言われて始めた仕事が、異様にスンナリと「週3勤務で4月末まで、それ以降はちょっとわからない」というマグマな状況に変わりつつあって、呆然としているPONです。


さて。

最近、縁あって大量のマンガを譲っていただきました。譲られたというか、なんか感覚的には「無期限で預かった」という印象に近いですが(笑)。
というわけで、今週は家ではずっとマンガばっか読んでます。ドラクエ5、ベルもらったのに一度もマスタードラゴンに乗らずに中断中。


昨日までの時点で、「炎の転校生」と「黄門じごく変」と「じゃじゃ馬グルーミンUP」と「デスノート」を読み終わり、次は「ヒカルの碁」かなぁ?という状態。あと残ってる大物は
哭きの竜
修羅の刻
餓狼伝
まんが道
・シャカリキ
人類ネコ科
などなど。

せっかく読んでいくので、ちょっとずつでも感想とか書いていければいいな。

…という日常です。